まず、前科と前歴の違いから。前科は有罪判決を受けた経歴(公判無しの略式罰金刑や執行猶予つきでも前科は付きます)で、前歴は逮捕歴です。従って一旦逮捕されると、不起訴になっても前歴は付きますし、以後トラブルに巻き込まれやすくなるデメリットがあります。
まずは前科のデメリット。立派な犯罪者の仲間入りできます。詐欺・横領・脱税・違法風俗・違法賭博などの経済犯の場合(それ以外も?)、反社リストに向こう5年間登録され、新規で銀行口座やクレジットカードが作れません。断られます。また、住居の賃貸契約も断られる可能性大。893並みの扱いを受けます。ただし、既存のそれを無効にされることはないようです。
次に、前歴。逮捕記録はずーっと残ります。逮捕時に、顔写真・身長・体重・指紋あらゆるデータを抜かれて保管されますので、以後逮捕の可能性がガッツリ上がります。
こんなのもあります
逮捕歴のあった人が、強盗事件のあった近所のコンビニの入り口に指紋が残っていたことを根拠に長期間拘留された話。利用したなら、指紋は残っていても不自然ではないのに、前歴があったがために長期勾留の憂き目に会います。
また、銀行融資が通らなかったお話もあります(ホスト殺人事件の主犯の妹さん)
犯罪に巻き込まれると不利益モリモリでございます。皆さん気をつけましょう。